"
奥行きを出すにはCOMPとEQで行ないます。
つなぎ方はEQ→COMPで前に出したい音は強調し後ろにしたい音は削ります。
ポイントはQの使いこなしです。
Qを狭くすと特定の帯域がはっきりと前に出ます。
広くすると広範囲の帯域が緩やかに前に出ます。
例えばkickとBassのバランスで、
kickを前に出してBassを後ろにしたい時。
kickのビータが皮に当たる音(アタック)、余韻、bassライン、響きを、
別々にEQしていきます。
まずはアタックを強調するために120Hz辺りをQをきつめに強調、
響きは柔らかくしたいので25Hz、40Hz辺りをQを緩めに強調します。
ベースは少し後ろにしたいので60Hz辺りをQをやや広めにして削ります。
このEQを施したあとにCOMPをかけると、
強調したところはCOMPが反応し削ったところは反応しませんので、
kickが前に出てBassの響きは後ろに下がった音作りが可能になります。
さらにBassのラインだけ前に出したければ、
その帯域を探し強調して下さい。
そして音量を上げるためにはCOMPの後にさらにEQをかけます。
ここで低域が出過ぎていないか、オケにピークが無いか確認して、
バランスを整えて、レベルを入れます。
この作業をするとさらに数dBレベルを入れることが可能になります。
マキシマイザーでただ音量を入れると平面的な音になりがちですが、
このようにEQできちんと音処理をしてレベルを入れると、
音量が入っていても奥行きのあるサウンドを表現することが可能になります
"SAIDERA MASTERING BLOG.